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2025.03.15 / 家づくりコラム

インナーテラスとは?サンルームとの違いや施工事例を紹介

インナーテラスとは?サンルームとの違いや施工事例を紹介 インナーテラスとは、家の中や半屋外に設けられたテラスです。日当たりもよいため、ハンモックを置けばリゾート気分を楽しめるくつろぎの空間にもなります。この記事では、インナーテラスのさまざまな活用方法を紹介しています。 インナーテラスは、屋内にいながら屋外の開放感を楽しめるスペースとして人気です。屋根があり、自然光がたっぷり入るため「自宅でアウトドア気分を味わいたい」「雨の日でも安心して洗濯物を干したい」という方におすすめです。 ただ「サンルームとはどう違うのか?」や「どんな使い方ができるのか?」といった疑問を持つ方も多いでしょう。 この記事では、インナーテラスの特徴やサンルームとの違いについて解説しています。また、インナーテラスのおすすめの使い方や施工事例も紹介しているので、自宅に取り入れるか迷っている方はぜひ参考にしてください。

インナーテラスとは

インナーテラスは、屋内や半屋外にありながら、屋外のような開放感を楽しめるスペースです。多くの場合、リビングやダイニングの隣に設置されることが一般的です。大きな窓を使って仕切ることで、リビングダイニングにもたっぷりと自然光が入り、明るく開放的な雰囲気を作り出します。 屋根があるため、雨や強い日差しを気にすることなく、快適に過ごせるのが特徴です。また、屋外に出なくても自然を感じることができる点も魅力的です。くつろぎスペースとしてだけでなく、ガーデニングや家族や友人とのバーベキューなど、さまざまな使い方ができます。

サンルームとの違い

サンルームは、屋根や壁がガラスで覆われ、日光をたっぷり取り込めるように設計された部屋です。庭に向かって張り出した形が多く、温室のような明るい空間になります。 一方、インナーテラスは住宅内に設置され、よりプライベートな空間として活用されます。屋内と屋外の中間的な空間という点ではサンルームと似ていますが、インナーテラスは室内の延長として作られるため、家の中にいながら開放感を楽しめるのが特徴です。 サンルームは屋外に近い環境にあるため、バーベキューや物干しスペースとしても利用されます。一方、インナーテラスは家族がくつろぐ場として活用されることが多く、よりリラックスできる空間となります。

人気がある理由

インナーテラスは「第2のリビングダイニング」とも呼ばれる存在です。新型コロナウイルスの影響で外出が制限されていた影響もあり、近年、安心して外の雰囲気を楽しめるインナーテラスに注目が集まっています。 ここでは、インナーテラスが人気がある理由について紹介します。

天候を気にせず利用できるため

インナーテラスは、屋根や壁に囲まれた空間のため、天候を気にせず過ごせるのが魅力です。たとえば、洗濯物を干したまま外出しても、急な雨で濡れる心配がありません。 また、リビングダイニングとつながる間取りなら、インナーテラスを通して自然の光を室内に取り込めます。夏は強い日差しをやわらげながら、冬は冷たい風を防ぎつつ暖かな日差しを取り込めるため、1年を通して快適に過ごせるのがメリットです。 子どもの遊び場や趣味のスペースとしても活用できます。

広々とした部屋にできるため

インナーテラスがあると実際の広さ以上の開放的な空間を楽しめます。壁で仕切らないことで、リビングやダイニングとの一体感が生まれるためです。「ここまでがリビングダイニング」「ここからがインナーテラス」と明確に分けないことで、視線が遠くまで抜けるため、より広がりのある空間に感じられます。

インナーテラスの使い方

インナーテラスは天候に左右されないため、さまざまな用途で活用できるのが魅力です。以下のような活用方法があるため、家族に合った使い方を見つけてみましょう。

リラックススペース

インナーテラスは、天候に左右されず快適に過ごせるため、リラックススペースに最適です。テーブルやチェアを置けば、ティータイムを楽しんだり、気分転換の場として活用したりできます。 観葉植物を飾ると、自然のぬくもりを感じられ、よりリラックスできる空間になります。ソファやクッションを置けば、読書や動画鑑賞など、趣味の時間を快適に過ごせます。 夜には間接照明を取り入れると、落ち着いた雰囲気が生まれ、リラックス感がさらに高まります。半屋内の空間なら、夜風を感じながら音楽を流すことで、特別なひとときを楽しめます。

物干しスペース

インナーテラスは、雨の影響を受けずに洗濯物を干せる便利なスペースです。屋根や壁があるため、天気の急変に左右されず、好きな時間に干せます。 また、屋内または半屋内のため、花粉や黄砂などの影響を受けにくいため、安心です。とくに「外干ししたいけれど、家族が花粉症で困っている」という方におすすめです。 さらに、下着など外に干しづらい衣類も、インナーテラスなら周囲の視線を気にせず干せます。プライバシーを守りながら、快適に洗濯物を干せるのが魅力です。

子どもやペットの遊び場

インナーテラスは、子どもやペットが安心して遊べる空間です。天候を気にせず遊べるため、雨の日でも楽しく過ごせます。 屋内のため飛び出しの心配がなく、汚れにくいのも魅力です。親の目が届きやすく、転んでも安心で、プレイマットを敷けば、キッズスペースとしても活用できます。

ガーデニングスペース

インナーテラスは、ガーデニングにもおすすめの場所です。屋内にありながら、たっぷりと日差しを取り込むことで、ハーブや観葉植物などを育てられます。外に出て水やりをする手間がないため、寒い季節や悪天候でも手軽にガーデニングを楽しめるのがメリットです。 緑に囲まれた空間は、目にも心地よく、リラックス感や温かみを与えてくれます。植物の種類や鉢のデザイン、飾り方にこだわることで、インテリアへのアクセントにもなるでしょう。

アウトドアリビング

インナーテラスは、屋内にいながら外のようなリラックスした雰囲気を楽しめるため、アウトドアリビングにもぴったりです。強風が吹いても、大雨が降っても問題ないため、いつでもバーベキューが楽しめます。 換気設備を整えれば、煙がリビングやダイニングにこもる心配を軽減できます。家族や友人とのちょっとしたパーティーにもおすすめです。 また、ハンモックを置けば、まるでリゾート地にいるような非日常感を楽しめるでしょう。 さらに、汚れを気にせずに作業ができる場所としても便利です。屋根があるので、直射日光を避けながらDIYや自転車のメンテナンス、アウトドア用品の手入れなどを行えます。

インナーテラスを取り入れる際のコツ

インナーテラスを作る際には、意識しておきたい3つのポイントがあります。ここでは、インナーテラスを取り入れる際のコツについて紹介します。

ライフスタイルに合わせる

インナーテラスを上手に活用するには、家族のライフスタイルに合った使い方を考えることが大切です。まずは「何のために使いたいか」を決めましょう。 リラックスしたいなら、ソファやテーブルを置いて、くつろげる空間にします。物干しスペースにしたいなら、風通しのよい窓や換気設備を設置して、洗濯物が乾きやすい環境を作りましょう。 また、インナーテラスを普段使いやすくするためには、LDKとつなげるのがおすすめです。リビングとつなげるとリラックスした空間になりやすく、ダイニングとつなげると食事をとるのが便利になります。 キッチンとつなげることで、アウトドアリビングとしても使いやすくなります。

プライバシーを確保する

道路や隣地の隣にインナーテラスを作る際は、プライバシーを守ることを意識しましょう。外部からの視線が気になり、くつろげない可能性が出てきてしまいます。格子や柵の設置や、植物を使って視線をさえぎりましょう。 とくに、木や植物を使うことで空間にやわらかい印象を与え、テラスでの時間がより快適になります。選ぶ際は、家のデザインに合わせることで、よりおしゃれに仕上がります。

内と外のつながりを意識する

インナーテラスの魅力は、何といっても開放感のある空間を作れることです。家の間取りを工夫して「内と外とのつながり」を意識することで、より抜け感のある広々とした住宅を作れます。 たとえば、全開放できる大型の窓や折れ戸を使うことで、室内とテラスの境目がなくなり、まるで外にいるような感覚を味わえます。視界が広がることで開放感がアップし、外の景色をふんだんに取り入れた空間になるでしょう。 また、リビングダイニングにインナーテラスを設ける際は、床の高さをそろえて段差をなくすと、一体感が生まれます。壁や天井の素材や色を統一すると、空間がつながり、より広がりを感じられるデザインになります。

インナーテラスの施工事例

インナーテラスの施工事例として、グランレブリーの「自然光がたっぷり差し込むインナーテラスを取り入れた住まい」があります。ホワイトと木材を基調にしたナチュラルでかわいらしいデザインが特徴です。 家の中心に設けられた吹き抜けのインナーテラスは、開放感を生み出しつつ、周囲を壁で囲むことでプライバシーも守られています。インナーテラスを中心に、リビングや1階・2階、エントランスなど、家全体に自然光がたっぷりと差し込み、明るい空間が広がります。 インナーテラスに、ソファやテーブルを置けばくつろぎのスペースになり、植栽に照明をプラスすれば、夜も落ち着いた雰囲気を楽しめるでしょう。リビングには視線を遮る工夫を施した大きな窓を設置し、一年中美しい緑を楽しめます。 このように、インナーテラスは多様なデザインや用途で活用できます。自分や家族の希望に合ったものを実現するために、業者と相談しながら進めることをおすすめします。 グランレブリーでは、インナーテラスに関する相談を受け付けております。 お困りの際にはぜひお問い合わせください。

まとめ

インナーテラスは、屋内や半屋外にありながら、まるで外にいるかのような居心地のよさを味わえるスペースです。雨を避けながら、自然の心地よさを感じられるのがメリットです。 屋根付きのインナーテラスなら、天候に左右されない物干しスペースとして活用できます。親の目が届きやすいため、子どもやペットの遊び場にもぴったりです。 ほかにも、バーベキューやDIY、ガーデニングなど、さまざまな用途で楽しめます。また、大きな窓の採用やリビングダイニングとの段差のない床など、内と外のつながりを意識することでより開放感を得られる住まいとなるでしょう。 インナーテラスのある住まいをご検討中であれば、ぜひグランレブリーにご相談ください。グランレブリーでは、設計から施工までを一貫して行い、高品質で価値のある住宅を提供しています。 耐震等級3や一次エネルギー消費等級6に対応した高性能住宅、自由設計を活かしたデザイン性の高い家づくりのほか、土地探しから建築、アフターフォローまでトータルでサポートしているため、初めてマイホーム計画を立てる方も安心してお任せいただけます。 また、資料請求やお問い合わせを随時受け付けており、イベントやモデルハウスの見学会も開催しています。理想の住まいづくりの第一歩として、ぜひお気軽にお問い合わせください。 理想の住まいづくりを成功させるには、こだわりポイントを確認することも大切です。 こちらの記事で詳しく解説していますので、ぜひお役立てください。


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