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2024.06.10 / 家づくりコラム

注文住宅で失敗しない洗面台の選び方は?使いやすくするポイントも解説

この記事では、注文住宅での洗面台選びにおける重要ポイントを解説します。使いやすさを考慮した洗面ボウルの数や素材選び方や、ヒートショック対策まで、具体的な選び方を紹介するので、理想の洗面所を実現するために参考にしてください。

 

洗面所は毎日使う場所で、使いやすさが生活の快適さにつながります。洗面所を設計する際には、洗面ボウルの数や配置、素材の選択などさまざまな要素を考慮する必要があります。

さらに、ヒートショック対策などの細かな配慮も必要です。

洗面所の選択は、日常生活において非常に重要です。この記事では使いやすくてスタイリッシュな洗面所を設計するポイントを解説し、さらにはカスタマイズ方法についても紹介します。

 

洗面所を選ぶ際に失敗を避けたいという方は、ぜひこの記事を参考にしてください。

 

 

注文住宅の洗面所の間取りとデザイン

注文住宅の場合は、洗面所の間取りとデザインが家の快適性を大きく左右します。洗面所は毎日使う場所のため、使い勝手や収納、見た目にもこだわりたいです。

注文住宅ならではの利点を活かし、家族のライフスタイルに合わせたカスタマイズを検討しましょう。たとえば、朝の忙しい時間に効率的に使えるよう、家族の人数や生活に合わせて、洗面ボウルの数や鏡の配置を考えるとよいでしょう。

また、洗面所と脱衣所を一体化させるか分けるかの選択も重要です。一体化すると空間が広く使えますが、分けると洗面や着替えなどの用途ごとに使い分けることができます。

洗面所は水を使う場所のため、素材にもこだわり、清潔感を保ちやすく、長く使えるものを選ぶことが大切です。

 

 

洗面所の間取りの設計

洗面所の間取りの設計は、毎日の快適性に大きな影響を与えます。注文住宅では、家族の生活スタイルや好みに合わせて、洗面所の間取りをデザインできます。

家族が多い場合は、朝の混雑を避けるために2つの洗面台を設置する「ダブルシンク」の間取りがおすすめです。また、洗面所内に脱衣スペースを設ければ、洗顔と着替えをスムーズに行えるようになるでしょう。

さらに、洗面所と隣接する脱衣所は手や足が濡れやすいことを考慮して、滑りにくい床材を選んだり、十分なスペースを確保したりすることが大切です。洗面所に洗濯スペースを設ける場合は、洗濯物の仕分けや一時的に保管するスペースも必要になるでしょう。このように、洗面所の間取りを設計する際には、日常生活の流れを想像しながら、最適なレイアウトを考えることが重要です。

 

洗面所と脱衣所は分ける?

洗面所と脱衣所を分けるかどうかは、家の間取りや家族の生活スタイルによって異なります。

分ける場合のメリットは、機能ごとにスペースを専用化できる点です。

洗面所を独立させると、洗顔などの水を使う場所と脱衣を分けることができ、朝の忙しい時間帯でもスムーズに利用できます。また、着替え時のプライバシーを守りやすいことがメリットです。

たとえば、家族構成や生活パターンに合わせて、洗面所には洗面台と鏡を、脱衣所には洗濯機やランドリーバスケットを配置すれば、それぞれの機能を明確に分けられます。このような設計により、家族それぞれが快適に日々の生活を送れるでしょう。

一方で、デメリットはそれなりの広さが必要になるため、限られた空間を有効に使う必要があります。

また、スペースが2つに分かれることで、設備投資が二重にかかる場合や初期コストが上がる可能性もあります。

洗面所と脱衣所は家族の人数や予算、家の間取りを考慮して決めることが大切です。

 

 

造作洗面台のメリットとデメリットは?

造作洗面台は住宅のデザインに合わせて完全オーダーメイドで作成できるため、オリジナルな空間を演出しやすい点が大きなメリットです。自由度が高いため家族の好みやライフスタイルに合わせられ、家の間取りを活かした空間づくりができます

しかし、既製品に比べてコストが高くなりやすい点がデメリットです。オリジナリティを追求する分、設計や製作に手間と時間がかかるため、結果的に全体の建築費用を押し上げる要因にもなります。造作洗面台を検討している方は、そのメリットとデメリットを理解しておきましょう。

 

【メリット】オリジナルのデザインにできる

造作洗面台のメリットはオリジナルのデザインを実現できる点です。住宅のスタイルやオーナーの個性に合わせて、形状、色、素材を自由に選べるので、オリジナルな洗面空間を創出できます。

たとえば、モダンなデザインの住宅にはシンプルで洗練された洗面台を、ナチュラルテイストの家には、木材を使った暖かみのある洗面台を選ぶこともできます。

このように、造作洗面台は住宅全体のコンセプトを反映でき、家族に合わせて設備をカスタマイズできる点が最大のメリットです。

 

【デメリット】コストがかかる

造作洗面台のデメリットのひとつは、コストがかかる点です。オーダーメイドで一から設計して製作するため、既製品の洗面台と比べて高額になる傾向があります。

特殊な素材を使用したり、複雑なデザインを要求したりすると、製作費用はさらに上がります。さらに、専門の職人による作業が必要になるケースが多く、人件費も加算されるため総コストは予想以上に高くなる可能性があります。

造作洗面台を選ぶときは、予算オーバーにならないように、予算とのバランスを考慮し、実現可能なカスタマイズをするようにしましょう。

 

 

 

洗面ボウルの設置タイプと種類

洗面ボウルにはさまざまな設置タイプと種類があります。デザイン性をとるのか利便性をとるのかによって選択肢が変わります。どのような洗面ボウルにしたいのか、どのように設置したいのかをイメージして、家族の好みに合ったボウルの種類と設置方法を検討するとよいでしょう。

 

ベッセル式洗面器

ベッセル式洗面器はカウンターの上に設置する独立型の洗面ボウルです。このタイプはモダンで洗練された空間を演出したい方に最適です。ベッセル式は設置が比較的簡単で、バリエーション豊かなデザインから選べるため、おしゃれで個性的な洗面所を作りたい方に人気があります。

 

アンダーカウンター式洗面器

アンダーカウンター式洗面器は、洗面器をカウンターの下に設置するタイプで、洗面台の表面から滑らかに一体化させる設置方法です。このスタイルはスペースを有効活用し、清潔感あふれる洗面所を実現します。洗面ボウルが目立たないためカウンター材が美しく見えやすく、水はねを軽減しやすいので、清潔感を保ちたい方におすすめなスタイルです。

 

オーバーカウンター式洗面器

オーバーカウンター式洗面器は、洗面器をカウンターの上に部分的にまたは全体が乗る形で設置されるタイプです。このスタイルはカウンターと洗面器の間にすき間がないため、水はねや汚れがカウンター裏に入り込むのを防ぎます。オーバーカウンター式洗面器はデザイン性が高く、空間にアクセントを加えたい場合に適しています。

 

カウンター・洗面器一体型

カウンター・洗面器一体型は洗面ボウルとカウンターが一体化している設計です。このタイプは、洗面所にスムーズで統一感のある外観をもたらし、洗面スペースをスタイリッシュに見せます。カウンターと洗面器の間にすき間がないため、清掃が簡単で水回りの清潔感を保ちやすくなります。スペースを有効活用しながらすっきりとしたデザインを好む方におすすめです。

 

 

洗面ボウルの選び方は?

洗面ボウルを選ぶ際は、使い方やお手入れのしやすさを考慮しましょう。たとえば、日常的に化粧をするなら、広いカウンタースペースがある洗面台が便利です。

また、小さな子どもがいる家庭では、掃除がしやすく汚れが目立ちにくい素材を選ぶとよいでしょう。

さらに、洗面所のスペースに合わせて、サイズや形状を選ぶことも大切です。使いやすさとデザインのバランスを考え、家族全員が快適に使える洗面ボウルを選びましょう。

 

使い方で選ぶ

日々の使い方を考慮して選ぶと失敗しにくいでしょう。例えば、朝の忙しい時間に家族が同時に使う場合、2つのボウルが備わったダブルの洗面台が便利です。化粧や髭剃りなど細かい作業をよく行うなら、広めのカウンタータイプで明るく照明がよく当たるデザインがおすすめです。子どもが使うことを想定している場合は、高さが低めの洗面台や、汚れにくく衝撃に強い素材を選ぶことも大切です。家族の利用シーンをイメージすると最適な洗面ボウルを選びやすくなるでしょう。

 

手入れの楽さで選ぶ

清潔に保つためにも手入れのしやすさは大切です。日々のお手入れが簡単な素材やデザインを選ぶことで、長期間にわたって清潔感を保ちやすくなるでしょう。例えば、汚れがつきにくく、水垢や石けんカスが目立ちにくい素材を選ぶとお手入れの回数を減らしやすくなります。また、表面が滑らかで継ぎ目の少ない洗面台は、汚れが溜まりにくく、日々のお手入れが楽になるでしょう。掃除しやすいように設計された洗面ボウルの形状を選ぶことも、手入れのしやすさを左右します。

 

 

 

注文住宅で洗面所を作るポイント

注文住宅で洗面所を計画するときは、使い勝手だけではなくデザインの両方を重視しましょう。

家族や生活スタイルに合わせて洗面ボウルの数や収納の有無、洗面所の素材選びまで、細部にわたって総合的に考えることで、機能的かつおしゃれな洗面所を実現できるでしょう。

 

洗面ボウルと鏡の数

洗面所を設計する際に、洗面ボウルと鏡の数は利便性に影響します。生活スタイルが似ている家族の場合は、朝や夜に洗面所が混み合うこともあるでしょう。複数の洗面ボウルと鏡を設置すると忙しい朝も快適に過ごしやすくなります。

 

必要なコンセントの数

最近は便利な電化製品が増えているのでコンセントを使う機会が増えているでしょう。例えば、ドライヤーや電動歯ブラシのほかに、女性であればヘアアイロン、男性であれば電気シェーバーなど同時に複数の電化製品を使用する可能性があります。鏡の近くや収納内にコンセントがあると、使いやすさが格段に向上し、洗面所の機能性を高められます。コンセントの数は洗面所の利便性に影響するので、しっかりと計画しましょう。

 

十分な収納

洗面所の収納スペースは、清潔で整理された空間を保つために不可欠です。日用品から予備のタオル、化粧品や掃除用具までさまざまなアイテムを効率良く収納できるように設計するとスペースを効率よく活用できます。引き出し式の収納や壁掛け棚、隠し収納などを上手く組み合わせると、使い勝手のよい洗面所を実現できるでしょう。

 

家族分のバスタオル掛け

家族の人数分のバスタオル掛けを洗面所に設けると、日々の利便性が向上します。人数に応じて十分な数を確保し、使用後のタオルを乾燥できるよう配置するとよいでしょう。スペースを有効に使う折りたたみ式の物干しや壁掛けなど、スペースに合わせてタオル掛けを選ぶと洗面所がより機能的になります。

 

室内物干しの取り付け

室内に物干しができるスペースを設置すると、雨の日や花粉の季節でも快適に洗濯物を干せます。洗面所に室内物干しを取り付ければ、限られたスペースでも洗濯物を効率良く乾燥できるでしょう。設置するときは、洗面所のサイズに合った物干しを選び、湿気がこもらないように十分な換気ができる位置に注意して取り付けましょう。

 

洗面所の素材選び

洗面所の素材選びは、耐久性と清潔感を維持するために重要です。水や湿気、汚れに強い素材を選ぶと清潔感を長く保てるようになります。たとえば、撥水性や防カビ性に優れた壁紙、簡単に掃除ができるタイルやクッションフロアは、洗面所に適した素材です。適切な素材を選んで、お手入れの手間を減らし、快適な洗面所を維持できるようにしましょう。

 

ヒートショック対策

ヒートショック対策は、洗面所の安全性を高めるために欠かせません。寒い季節には、暖かい部屋と冷えた洗面所との温度差が健康リスクを招くことがあります。この問題を解決するために、床暖房や壁掛けヒーターの設置を検討しましょう。また、断熱性能の高い素材を選んで温度差を緩和する方法もあります。これらの対策により、洗面所を安全で快適な空間に保ちやすくなります。

 

 

 

まとめ

注文住宅はリビングやキッチンなど長く過ごす場所の設計に意識が向きやすいですが、利用頻度が高い洗面台も日々の快適さに影響するので丁寧にカスタマイズしましょう。

洗面台は細部までこだわってデザインすると毎日の使い心地を大きく向上させます。さらに、ヒートショック対策や収納スペースの確保など、機能性とデザイン性を兼ね備えた洗面所であれば、家族が長く快適に使えるでしょう。

これらのポイントをふまえて洗面所を計画すれば、住む人の満足度を高め、より快適な住空間を実現できます。注文住宅ならではの自由度の高さを生かして、家族のライフスタイルに合った洗面所を設計することが大切です

グランレブリーではたくさんの住宅設備を扱っており、カウンターのデザインや洗面ボウル、壁紙の種類まで好みに合わせて選択できます。

どのような商品があるのか詳しく知りたい方は、グランレブリーのホームページをご覧ください。住宅や洗面台の多種多様なデザインを紹介しているので、理想の洗面台がみつかるでしょう。


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