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2024.06.20 / 家づくりコラム
注文住宅で叶える理想の収納!後悔しないためのポイント
注文住宅で叶える理想の収納!後悔しないためのポイント
注文住宅の収納を理想どおりに実現するためには、収納量や使い勝手をよくするために窓や照明などにこだわる必要があります。 アイディアを膨らませるとともに、失敗例を参考にたしかな計画を立てることが重要です。
注文住宅の収納にこだわりがあるなら、後悔しないためのポイントを把握することが何よりも重要です。たとえば、収納量や使い勝手をよくするためには、窓や照明などにこだわる必要があります。
さらには収納を至るところで実現するために、シューズクロークや小屋根収納、パントリーなどのアイディアを膨らませることも大切です。また、失敗例を参考にすることで、より現実的な計画を立てられます。
後悔しないためのポイントを把握して、理想の注文住宅を建てましょう。
注文住宅の収納はどれくらいあればよい?
注文住宅を計画する際は、どれくらいの収納スペースが必要になるかを明確に決めることが重要です。収納が少なすぎるとものがあふれてしまい、多すぎると無駄なスペースが増えます。
理想的な収納スペースの割合は、住宅の床面積の約12〜15%です。30坪の住宅であれば、3.6〜4.5坪の収納スペースが理想とされています。確かな割合を把握することで、ムダがなく快適な住宅を手に入れることが可能です。
ライフスタイルや持ち物の量に応じて、適切な調整を行いましょう。ここではリビングをはじめ、ダイニング、キッチンそれぞれの収納スペースの目安について解説します。
リビング
リビングでの収納は日常的に使用する文房具や書類をはじめ、子どものおもちゃなどさまざまな物を収納するスペースが必要です。具体的には、テレビ台を兼ねた収納や小物入れ、壁面収納などが挙げられます。これらをうまく組み合わせて、リビングの収納量を確保しましょう。
また、ペット用品や掃除用具、コートなどを収納するスペースも必要です。十分なスペースを確保しておかないと、収められない物が溢れることになります。後悔しないためにも、ものの量とスペースを明確にしておくことが大切です。
ダイニング
ダイニングでの収納は、食事関連の物を難なく収められるスペースが必要です。
ダイニングは、生活感が出やすい空間といっても過言ではありません。キッチンやリビングとつながっていることが多い場所でもありますが、収納面にこだわるなら調味料などの食事関連の物を難なく収められるスペースが必要です。
収納棚にこだわることはもちろんのこと、ダイニングとリビング、ダイニングとキッチンの間にある収納を工夫することで、スペースを有効活用できます。食事関連の物がどれだけの量になるかを明確にし、余裕のある収納スペースを確保しましょう。
キッチン
キッチンでの収納は食器や調理器具をはじめ、食品のストック品、ゴミ箱などを設置するためのスペースが必要です。数多くの物を収納しなければならない場所ということもあって、多くの収納が搭載されているキッチン設備を選ぶことも重要なポイントになります。
たとえば、パントリーを追加することで収納はさらに便利になるでしょう。キッチン上部の空いたスペースに棚を取り付けるのも有効です。
キッチンの収納量を考える際には、日常的に使用する物の量を基準にすることをおすすめします。
使い勝手の良い収納にするために意識すること
使い勝手のよい収納にするために意識することは、窓や照明、コンセント、出入り口の設置場所や設計にこだわることです。それぞれに収納スペースを確保することで、日常生活を快適に送ることが可能になります。
窓
窓を収納スペースに設けることで、明るさと換気を確保できます。湿気がこもりやすい場所には、窓や換気扇の設置が重要です。湿度対策ができない環境では、カビが生える可能性が高まるので注意しましょう。
窓や換気扇を設置すべき場所としては、シューズクロークやパントリーなど、ものが多く収納されるポイントです。保管する物が大事なものであればあるほど、換気の重要性は高まります。湿気は腐食の原因にもなるので、設計時には強く意識しましょう。
照明
照明は収納スペース内できわめて重要です。いかなる環境でもものが多くなると暗くなりやすい傾向にあります。したがって、適切な位置に十分な明るさの照明を設置することは大切なことです。
たとえば、クローゼット内にLEDライトを設置すると、奥まで明るくなるため、ものの出し入れがしやすくなります。小屋根収納でも天井に照明を設置することで、ものの管理や配置を把握しやすくなるでしょう。
収納によって環境が暗くなる場合は、照明の設置を検討してください。
コンセント
収納内にコンセントを設けることも重要なポイントのひとつです。コンセントは設置型の照明を使用する際や掃除機の充電や掃除ロボットの基地として活用できます。
また、電動工具や電子機器の収納場所としても便利です。とくにガレージやクローゼット内にコンセントがあると、多用途に使えて便利になります。
コンセントがない収納スペースは使い勝手が悪いので、可能なかぎり設置するようにしましょう。
出入り口
収納スペースの出入り口も使い勝手に大きく影響します。引き戸を採用すると、前方にデッドスペースが生じず、出し入れがスムーズになるのでおすすめです。
とくに、狭いスペースでは引き戸が有効になります。また、出入り口の位置を生活動線に合わせることで、使いやすさを向上させることが可能です。
動線を考えた設計にすることは、満足度の高い注文住宅を手に入れるために必要不可欠な条件といえるでしょう。
注文住宅の収納おすすめアイディア
注文住宅におすすめの収納アイディアとしては、シューズクローク、小屋根収納、パントリー、ファミリークローゼット、リビング収納、ウォークイン玄関収納が挙げられます。
希望条件と照らし合わせながら、理想の収納を実現させましょう。
シューズクローク
シューズクロークは、玄関周りをすっきりと保つために効果的な収納スペースです。土間付きのウォークインタイプにすると、靴だけでなく、アウトドア用品やベビーカーも収納できます。
また、ウォークスルータイプにすることで、家族用と来客用の動線を分けられるため、玄関を常にきれいに保つことが可能です。シューズクロークの導入は、収納だけでなく玄関をスッキリさせてくれます。
靴の数が少なくとも導入する価値は大いにあるでしょう。
小屋裏収納
屋根裏のデッドスペースを活用した小屋裏収納は、季節物や使用頻度の低い物を収納するのに最適です。ハシゴを使ってアクセスするため、ひとりで上げ下ろしできる軽量な物を中心に収納するとよいでしょう。
たとえば、扇風機やクリスマスツリーなどの季節家電や装飾品の収納に適しています。逆に日常生活のなかでたびたび使用するものを収納すると、出し入れのストレスが増すので注意が必要です。
パントリー
キッチンに隣接したパントリーは、食品やキッチン用品のストックを管理するのに便利です。ウォークインタイプの小部屋パントリーを導入すれば、冷蔵庫や冷凍ストッカーも収納できます。とくに食品を買いだめしたい家庭にはおすすめです。
壁面に設置するタイプのパントリーは、キッチン周りの動線を効率化してくれます。いつでも必要な物をすぐに取り出せる利便性があるので、使いやすさを重視する家庭におすすめです。
ファミリークローゼット
ファミリークローゼットは、家族全員の衣類をまとめて収納できる広いクローゼットのことです。畳4枚分以上のスペースを設けることで、衣類だけでなくバスタオルやシーツなどの大物も収納できます。
また、ウォークインタイプにするとものの出し入れがしやすくなり、季節ごとの衣替えをスムーズに行うことが可能です。注文住宅の希望条件に合わせて最適なファミリークローゼットを設置しましょう。
リビング収納
リビングにはテレビ台を兼ねた収納や壁面収納を設けることが可能です。アイディアを膨らませて収納場所を生み出すことで、スッキリとした見た目の空間を実現できます。
小上がりの畳スペースに引き出し収納を設置するのも効果的です。子どものおもちゃや日常的に使う物をスムーズに収納したいときに重宝します。とくに、スライド式の引き出しを採用することで、奥行きがあっても使い勝手がよくなるでしょう。
リビング収納はアイディア次第でいくつもの収納スペースを生み出すことが可能です。
ウォークイン玄関収納
玄関にはシューズクロークに加えて、ウォークインタイプの大型収納を設けることをおすすめします。収納が整っていると、コートやバッグなどの外出時の持ち物をスムーズに収めることが可能です。
家族用と来客用の動線を分ければ、玄関を常に整理された状態に保てます。ウォークイン玄関収納は見た目をスッキリさせるほか、さまざまなものを収納できるため、重宝するスペースになるでしょう。
注文住宅の収納計画の立て方
理想の収納を実現するためには、計画段階でしっかりと準備をしておくことが重要です。とくに不用品を処分すること、持ち物の種類と量を把握すること、これから増える物を予想すること、収納場所を決めてスペースを割り振ることは欠かせないポイントになります。
それぞれを着実にクリアして、効率的かつ実用的な収納計画を立てましょう。
不用品を処分する
注文住宅の収納計画を立てる上で最初に行うべきことは、不用品の処分です。
引っ越しや新築を検討するタイミングは、家の中の物を見直す絶好の機会といっても過言ではありません。使っていない物や壊れている物、今後使う予定がない物は思い切って処分しましょう。
不用品を処分することにより、実際に必要な物だけを新居に持ち込めます。無駄な収納スペースを削減できるほか、整理整頓された状態を維持しやすくなるので、日常生活の快適さを向上させたい場合は要らないものを処分しましょう。
持ち物の種類と量を把握する
不用品の処分を終えたら、次は持ち物の種類と量を正確に把握しましょう。衣類をはじめ、食器、書類、家電、アウトドア用品など、カテゴリごとにリストアップし、それぞれの量を確認してください。
このステップでは、持ち物の具体的なサイズや形状も考慮することが大切です。大型のアウトドア用品や季節家電などは、特定の収納スペースを必要とするので注意しましょう。
また、家族全員の持ち物を考慮することで、必要な収納スペースを確保できます。持ち物の種類と量を把握することは、収納を考える上で重要です。
これから増えるものを予想する
現在の持ち物だけでなく、将来的に増える可能性のある物も予想しておくことが大切です。
家族構成の変化やライフスタイルの変化に伴い、新しい持ち物が増えることがあります。たとえば、子どもが成長するにつれて増える学用品や衣類、趣味の道具などはもっとも考慮すべきポイントです。
将来的に物が減っていくのであれば、無理に収納スペースを確保する必要はありません。しかし、ものが増えていくことを予想できるのであれば、あらかじめ余裕を持った収納スペースを計画しておきましょう。
明確な計画を立てることで、将来的な収納不足を防げます。
収納場所を決めて、スペースを割り振る
最後のステップとしては、収納場所を決定して各スペースを具体的に割り振りします。各部屋の用途や動線を考慮して、適切な場所に適切なサイズの収納を設けましょう。
たとえば、キッチンには食品や調理器具を収納するためのパントリーを設けたり、リビングには家族全員が使いやすい収納スペースを配置したりします。玄関にシューズクロークやコート掛けを設置することで、外出時の動線をスムーズにするのも効果的です。
収納計画を立てる際には、各部屋のレイアウトや使用頻度を考慮し、無理のない配置を心がけましょう。
注文住宅でよくある収納の失敗例
注文住宅を建てる際は、収納のよくある失敗例を知っておくことが大切です。玄関をはじめ、キッチン、リビング、トイレ、脱衣所・洗面所、寝室それぞれの失敗例を確認しておきましょう。
失敗を把握することは対策の実施につながります。注文住宅で後悔しないためにも、部屋ごとの失敗例をしっかりと確認しておきましょう。
玄関
玄関は家に入って最初に目にする場所です。ものがあふれて散らかっていると、家全体の印象が悪くなります。
よくある失敗例は、靴や傘、ベビーカー、アウトドア用品などを収納するスペースが足りないことです。収納を考慮して設計しなかったために、ものが散乱した玄関になってしまうことは珍しいことではありません。
対策としては、シューズクロークや土間を設けることです。散らかりやすい物をしっかり収納できるようになるほか、土間は靴のまま出入りできるため、自転車やベビーカーなども収納しやすくなります。
キッチン
キッチンは調理器具や食器、食品など数多くの物が必要とされる場所です。収納が足りないと、カウンターやシンク周りがすぐに散らかってしまいます。
よくある失敗例は収納スペースの設計が不十分であったり、使いにくい位置に配置されていたりすることです。使いやすさを考慮して設計しないと、効率が悪いキッチンになるので注意しましょう。
対策としては、パントリーを設置することです。食品のストックや大きな調理器具を収納できるようになるほか、引き出し式の収納や昇降式のキャビネットを活用すると、使い勝手が大幅に向上します。
リビング
リビングは家族が集まる場所であり、散らかりやすい場所でもあります。よくある失敗例としては、収納スペースが不足しているため、雑多な物が溢れてしまうことです。
収納できない状態を防ぐためには、壁面収納やテレビ台を兼ねた収納などの設置が求められます。書籍やおもちゃ、リモコンなどの細々とした物を収納するスペースを確保することが重要です。
また、ソファ下の収納やリビングに隣接するファミリークローゼットを活用することで、すっきりとした空間を保てます。
トイレ
トイレは狭い空間でありながら、多くの物を収納する必要がある場所です。トイレットペーパーをはじめ、掃除用品、サニタリー用品などを収納するスペースが不足していると、圧迫感が増して窮屈な空間になってしまいます。
対策としては、背面収納やオープン棚を設置することです。圧迫感が出やすい物を整理整頓することによって、スッキリとした空間に変えられます。また、壁に同系色の扉付き収納を設けると、ものを隠しながら収納することが可能です。
狭くてネガティブな空間を避けるためには、開放感を生み出すことが重要になります。
脱衣所・洗面所
脱衣所や洗面所は、タオルや洗剤、掃除用品など多くの物を収納しなければならない場所といえます。よくある失敗例としては、収納スペースが不足しているために、ものが散らかってしまうことです。
対策としては可動棚やニッチを設置し、高さや幅を調整できる収納スペースを確保します。たとえば、タオルや洗剤は手の届きやすい高さに、掃除用品や洗濯カゴは下段に配置することで、使い勝手を向上させることが可能です。
必要なものを収納できるスペースを確保すれば、後悔することはないでしょう。
寝室
寝室はリラックスする場所であり、衣類や寝具を収納する必要があります。よくある失敗例としては、クローゼットの容量が不足していることです。
対策としてはウォークインクローゼットを設置し、季節ごとの衣類や寝具を整理整頓します。ベッド下の収納を活用すれば、スペースを有効活用することが可能です。さらに、オープンスタイルのハンガーラックを設置することで、衣類を見やすく収納できます。
生活動線を意識する
収納を設ける際には、家族の生活動線を意識することが重要です。
生活動線とは、日常の動きやすさを考えたとおり道のことです。たとえば、玄関からリビング、キッチンからダイニングへと自然に移動できるようにすることで、ものを取り出す手間が減り、家事効率が向上します。
収納スペースも生活動線にそった位置に設置することで、使いやすさを格段にアップすることが可能です。キッチンの近くにパントリーを設置すれば、料理中に必要な物をすぐに取り出せるようになります。
こちらの記事では、生活動線を考えた間取りについて解説しています。間取りのポイントや特徴も取り上げているため、ぜひあわせてご覧ください。
収納したいものの量を割り出す
収納計画を立てる際は、まず収納したい物の量を正確に把握することが重要です。家族全員の持ち物をリストアップし、それぞれの量を確認します。
衣類、書籍、調理器具、食器、趣味の道具など、カテゴリごとに分類し、具体的な収納スペースを計算しましょう。割り出しをしっかりと行えば、後から収納が足りなくなるリスクが減ります。
将来的に増える物も予想して、余裕を持った収納計画を立てることが大切です。
収納したいもののサイズを確認する
ものの量だけでなく、サイズや形状も考慮する必要があります。たとえば、大型の家電やアウトドア用品、季節物の衣類などは特定の収納スペースが必要です。
収納する物の幅や高さ、奥行きを測り、難なく収納できるスペースを設計しましょう。ただし、奥行きが深すぎると、奥にしまった物が取り出しにくくなります。適切なサイズを選び、可動棚や引き出しを設置してください。
収納スペースを有効活用することこそ、注文住宅の収納に後悔しないポイントになります。
建築会社に相談する
収納計画は、専門家の意見を取り入れることも大切です。建築会社に相談し、収納に関する知識やアイディアを提供してもらいましょう。
信頼できる建築会社を選ぶ際には、収納に関する知識が豊富であること、親身になって相談に乗ってくれること、実績が豊富であることを基準にしましょう。
希望にそって動いてくれる建築会社と協力することで、後悔のない収納計画を立てられます。
まとめ
注文住宅の収納で後悔しないためには、生活動線を意識すること、収納したい物の量を割り出すこと、収納したい物のサイズを確認すること、建築会社に相談することが大切です。さらには収納の種類や特徴を把握し、しっかりと計画を立てる必要があります。
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