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2024.02.16 / 家づくりコラム

注文住宅 内装はどう決める?注意点やデザイン事例も解説!

注文住宅の内装はどう決める?注意点やデザイン事例も解説

 

注文住宅の内装は決めることがたくさんあり、好みのテイストに合わせてトータルコーディネートをすると、おしゃな内装が完成します。この記事では、内装を決めるときの流れや、デザイン性の高い内装の事例を紹介しています。

 

注文住宅の内装を、デザイン性の高いおしゃれな空間に仕上げるためには、内装選びのポイントについて知っておく必要があります。

この記事では、内装を決めるときのステップと、内装材を選ぶ際に注意しておきたい点について解説しています。また、内装の具体的な事例も紹介しているので、参考にしてください。

コツを押さえて、思い描いたとおりの内装を実現しましょう。

 

 

注文住宅の内装の決め方

注文住宅を建てるときに、内装がなかなか決まらず、打ち合わせが進まないケースはよくあります。内装は、場所ごとに使う素材やカラーなど、たくさんの項目を決定しなければならないため、

すべて決め終わるまでに時間がかかるのです。迷っていろいろと詰め込んだ結果、理想のイメージとかけ離れた内装になってしまっては、完成してから後悔するでしょう。

ここでは、内装をスムーズに決めるコツについてお伝えします。

 

色んな施工事例を見て好みのテイストを見つける

内装には、さまざまなテイストがあります。先にテイストを決めておくと内装の具体的なイメージが沸きやすいので

まずは内装のデザイン実例を見て、参考になるものを探しましょう。代表的な内装のスタイルには、和風やモダン、ナチュラル、ホテルライク、西海岸風などがありますがほかにもおしゃれなテイストがたくさん存在します。

できれば数多くの実例をチェックして、使われている素材や配色の違いを比較してみてください。

 

 

家族で方向性を決める

個人で使う部屋は、それぞれの好みに応じて、ある程度自由に内装を決めても問題ないでしょう。

しかし、家全体としてのテイストはひとつにまとめることをおすすめします。部分的にテイストがバラバラだと、統一感がない家になるからです。リビングや玄関、廊下など、家族みんなが使う共有スペースは、デザインをめぐって家族同士の意見がまとまらないケースもあるので、早めに話し合いの場を設けておきましょう。

 

 

内装に使う建材とカラーを決める

内装を決める際の手順としては、面積の大きい部分から先に考えると、全体的なイメージを統一しやすくなります。

とくに、床や壁、天井は面積が広く、内装の雰囲気を大きく左右するポイントです。先に床・壁・天井の仕様を決定しておくと、ほかの部分の素材やカラーを決めやすいでしょう。

次に考えるのは、各部屋の扉や照明などの設備です。これで内装の全体的なイメージが見えてくるので、最後は部屋のテイストに合わせた家具や、カーテンなどのインテリアを決定しましょう。

 

 

 

メーカーと相談する必要がある内装材は?

内装は、部分ごとに使われる建材の種類が異なるため、ハウスメーカーと細かく打ち合わせる必要があります。

注文住宅で使われる内装材について、部分別に解説していきます。

 

床材

床材には、フローリングが選ばれるケースが多いですが、ほかにもタイルやクッションフロア、畳などのラインナップがあります。

フローリングには木材が使われていて、天然の木を活かした無垢と合板を加工した複合材があります。

フローリングは、使用される木の種類によって、質感や風合いが違うのが特徴です。

タイルは耐水性があり、汚れがつきにくいので、キッチンや浴室などの水回りに向いています。カラーと柄のバリエーションが豊富で、コーディネートを楽しめるのもポイントです。クッションフロアは、ビニール素材の床材でシート状になっています。撥水性があり、汚れたときに水拭きできるのがメリットです。クッション性があり、ペットがいる家庭におすすめの素材です。

 

 

巾木・廻り縁

巾木と廻り縁は、あまり聞きなれない言葉ですが、巾木は壁と床の境目に設置する部材です。巾木がないと、掃除機をかけたときに壁に当たってしまうことがありますが、巾木があれば直接ぶつからないので、壁が傷みにくくなります。汚れがつきにくく、水拭きで簡単に掃除ができるので、キッチンやトイレの壁に使われることが多いです。経年劣化が少なく、きれいな状態を長く保てるのもうれしいポイントです。

壁材に木を使うと室内が自然な温もりのある空間になります。木の風合いを楽しめるため、自然志向の人にぴったりです。

それに対して、廻り縁は、壁と天井の境目を隠すために取り付ける部材です。どちらも壁との境目を見えないようにして、仕上がりを美しく見せる効果があります。巾木の色を選ぶ場合、部屋の空間を広く見せたいなら、床色と巾木の色を合わせましょう。床が茶色であれば、巾木も同じ茶色を選択します。廻り縁は、天井の色に合わせるか床色に合わせるかで部屋の印象が変わります。たとえば、白い天井に白い廻り縁をつければ、天井が高く見えるでしょう。天井が白で、廻り縁を床色と同じ茶色などにした場合は、アクセントカラーとしての役割を果たします。廻り縁は、つけないケースも多いのでハウスメーカーに相談してみましょう。

 

建具

建具は、部屋のドアや収納扉、ふすま、障子など、開口部につける設備を指します。ドアのデザインや色で部屋の印象が変わるので、全体的なコーディネートを考えながら決めましょう。床や壁の色に合わせるのもひとつの方法で、たとえば白い壁に白いドアを合わせれば、スッキリとシンプルな空間が演出できます。ダークカラーの扉は、落ち着いた雰囲気になるでしょう。あえてレッドなどビビッドな色の扉にするのも、遊び心があっておすすめです。

 

家具

家具はインテリア専門店などで揃えるほかに、ハウスメーカーに依頼して造作家具をつくってもらうという選択肢もあります。

内装にぴったりの既製品が見つからない場合は、部屋の空間にぴったり合った造作家具を設計してもらうとよいでしょう。造作家具の例としては、テレビボードやワーク用のカウンターデスク、壁面収納などがあります。

 

壁材

壁材の種類には、クロスや塗り壁、タイル、木材などがあります。クロスは壁紙とも呼ばれます。価格がほかの壁材よりも安価でカラーや柄の選択肢が多く、さらに張り替えも簡単にできることから、もっともメジャーな素材として採用されています。クロスにはさまざまな機能をつけられ、張る場所によって耐水性のあるものや、防臭性のあるものを使い分けることも可能です。

塗り壁には、珪藻土や漆喰といった種類があります。自然素材ならではの質感と、塗り方によって変化をつけられる点から人気を集めています。燃えにくく、断熱性や調湿性にも優れていて、機能面でも優秀な素材といえるでしょう。タイルは床材と同じく壁材にも使われます。タイルをアクセントとして使うと、インテリア性がアップしておしゃれな空間になります。

 

 

メーカーと内装を決める際の注意点

内装は自分たちの好みのテイストで決められますが、あまりたくさん盛り込みすぎると、統一感がなくなってしまいます。

また、実際に暮らしたときに住み心地がよいことも大切なので、ここでお伝えするポイントに注意してください。

 

異なる色を使いすぎない

内装は、色をたくさん使えばおしゃれになるというわけではありません。基本の考え方としては、室内を3つの色でまとめると、バランスがよく統一感のある空間になるといわれています。

3つの色には、それぞれベースカラー・メインカラー・アクセントカラーとしての役割があります。

ベースカラーを70%、メインカラーを25%、アクセントカラーを5%の割合で取り入れるのが、理想とされる配分です。

ベースカラーは割合がもっとも大きい部分で、床・壁・天井に使う色を指します。メインカラーは、扉などの建具やカーテンのほかに、ソファやテーブルといった大きめの家具に使われる色です。

アクセントカラーは、面積が一番小さく、クッションなどの小物や、アクセントウォールに使う色のことを指します。ベースカラーをシンプルな色調にすると、アクセントカラーが強調されて、おしゃれな空間になるでしょう。

 

サンプルで素材感や色見をチェックする

床材や壁紙は、カタログで見ただけでは質感が分かりにくいので、できるだけ実物の見本を見るようにしましょう。

カタログにのっている色味と、実際に見たときの色味が違うのはよくあることです。また、素材感も、実物に手で触れてみないと実感が湧きません。

20cm〜30cmくらいの大きさのカットサンプルがあると、内装に使ったときのイメージが浮かびやすいでしょう。サンプルを見比べるときは、テーブルの上に並べるよりも、実際に使う場所に置いてみるのがおすすめです。

床材のサンプルは、床に置いて実際の見え方に近い状態で質感をチェックします。同様に、壁材のサンプルも壁に当ててみて、色の見え方などを確認しましょう。

 

 

デザインだけでなく機能性にもこだわる

内装のデザインがおしゃれでも、生活に必要な機能が備わっていなければ、住み始めてから不便に感じることがあります。

とくにコンセントは、後になってから「もっと数を増やしておけばよかった」「配置が家事動線に合っていなかった」となる事例が多いです。あらかじめ家電を置く場所や、よく家事をする場所を想定して、コンセントの数や位置を考えましょう。

また、おしゃれな家なのに収納が少ないと、ものが部屋の中に溢れておしゃれ感が損なわれてしまいます。間取りを考えるときは、収納スペースの確保にも気を配りましょう。

 


照明の色を慎重に選ぶ

照明の色にはいくつか種類があり、場所ごとに適したタイプの照明を選ぶ必要があります。たとえば、オレンジがかった色の「電球色」は、温かみがあり、リラックスした雰囲気にぴったりの照明です。リビングなど、くつろぐための部屋に使うとよいでしょう。自然光に似ている「昼白色」には、ものがもつ本来の色を引き立てる役割があり、食材を扱うキッチンに向いています。目にやさしい色あいで、読書をするときにも適した照明です。

「昼光色」という照明もあり、こちらは青っぽいクールな光が特徴的です。集中力を高めたいときに役立つので、勉強部屋やワークスペースによく使われます。

 

家具やインテリアにこだわるなら内装はシンプルに

内装を決めるときは、家具やカーテンなどのインテリアも含めて、トータルでコーディネートを考えましょう。家具やインテリアをデザイン性の高いものにしたい場合は、部屋の内装をシンプルにすると、全体的なバランスがよくなります。

家具の色と内装の色調を合わせるのも、統一感を出すためのポイントです。ブラウン系でまとめたり、パステルトーンで揃えたり、いろいろな組み合わせがあるので、カラーコーディネートを意識してみてください。

 

 

 

注文住宅におすすめの内装デザインパターン

なかなか内装のイメージがつかみにくいときは、実際の内装デザインのパターンをチェックしてみましょう。

おしゃれな注文住宅の内装事例を、テイスト別に4つ紹介します。

 

モダンな内装デザイン

住宅には「シンプルモダン」や「和モダン」という系統がありますが、モダンテイストはムダを省いたシンプルなデザインです。

無機質な素材を使ったり、シャープな直線を意識した家具を置いたりすることで、スッキリとクールな印象を与えます。モダンテイストに取り入れる色は、モノトーンをベースカラーにすると、落ち着いた雰囲気になるでしょう。

ひとつの例としては、天井や壁に使うベースカラーを黒や白にして、メインカラーにはベースカラーと相性のよいグレーを選びます。そこに、アクセントカラーとして赤いチェアを置くことで、おしゃれな配色になります。

 

ナチュラルな内装デザイン

ナチュラルテイストは、自然素材を使った内装で、木目や珪藻土などを取り入れて、ぬくもりのある空間に仕上げます。

ナチュラルテイストのデザインは木目が主役です。シンプルでナチュラルな印象にするために、内装のカラーは控えめに、白やベージュで統一します。

内装に使用する木材の種類や木目を揃えると、まとまり感のある空間が完成します。床やドアをはじめ、テーブルやイスなども同じ木目で統一すれば、さらにおしゃれでシンプルです。

 

おしゃれでかっこいいツートンの内装デザイン

ツートンカラーは、2色の組み合わせ次第でまったく違う印象の内装になります。たとえば、壁の上半分を白に、下半分をブラックにするとシックで高級感のある空間が演出できます。

壁を黒一色にしてしまうと圧迫感がありますが、白×黒のツートンカラーにすることで、メリハリのあるかっこいい内装になるでしょう。同じモノトーンでも壁の上半分を白、下半分を淡いグレーにすると、やさしい印象の部屋になります。白と淡いグレーの組み合わせなら色の境目がそこまで強調されないため、さりげなくおしゃれな雰囲気が出せます。

白にブルーやグリーンを組み合わせるツートンカラーのパターンもあり、思い切った配色が印象的です。

 

 

アジアンリゾート風の内装デザイン

アジアンリゾート風は、ブラウン系の落ち着いた色をベースとしてコーディネートするのが基本です。床の色はダークブラウンが選ばれることが多く、壁は白でシンプルにまとめたり、東南アジア風のデザインがほどこされたクロスを張ったりします。

内装をアジアンテイストにするなら、照明にもこだわりましょう。竹や麻などの素材でつくられたランプシェードは、やわらかい光で部屋を照らし、アジアンリゾート感たっぷりです。

家具をダークブラウンで統一して、エスニック調のラグを敷けば、さらにアジアンテイストが引き立つでしょう。

 

 

まとめ

注文住宅の内装は、全体的なテイストを決めてから内装材のカラーや素材を考えることで、まとまりのある空間に仕上げられます。ハウスメーカーと相談しながら、満足のいく内装デザインを目指しましょう。

グランレブリーは、おしゃれな内装の家づくりをお手伝いするハウスメーカーです。グランレブリーが提案するのは、豊富なオプションから間取りや設備を選択できる、自由度の高いセミオーダー住宅です。

おしゃれな内装デザインの家をグランレブリーが実現いたします。ご希望に応じてオリジナルプランを提案いたしますので、お気軽にお問い合わせください。


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