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2023.07.14 / 家づくりコラム
注文住宅における間取りの決め方!成功例や決める際のポイントは?
注文住宅における間取りの決め方!成功例や決める際のポイントは?
注文住宅は、自分の思いや家族の好みを納得いくまで反映させられるため、文字どおり「夢のマイホーム」を実現できます。しかし自由に注文できるからこそ、正解が分からず悩んでしまう方も少なくありません。注文住宅で悩みやすいポイントが間取りの決め方です。どれだけ優れたデザインを持つ家でも、間取りが悪ければ過ごしにくく、快適な家とは呼べなくなってしまいます。そこで本記事では、注文住宅の間取りで絶対に失敗しないために、間取りの決め方のポイントや成功例、失敗例をご紹介します。
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注文住宅で間取りが大切な理由
注文住宅は、自分好みに間取りをレイアウトし、内装をカスタマイズできる点が、建売住宅とは異なる大きな強みです。たとえば、コンセントの数や場所、窓の向き、壁紙の模様など、自分のイメージどおりに作られた家で過ごす時間は特別なものでしょう。しかし、家の購入は多くの人にとって、一生に1度あるかどうかの大きな買い物です。生涯を過ごす家なら、建てた後になるべく後悔はしたくないものです。後悔をしないためには、家を建てたあとの生活を強くイメージし、家の間取りを納得いくまで考えることが大切です。
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TOPIC① 注文住宅の間取りの決め方
注文住宅の間取りを決めるときは、下記の手順に従って考えることで、スムーズに間取りを決められます。
<用途ごとに部屋を分ける>
家の中での活動や生活のニーズに合わせて、各部屋の用途を考えます。用途ごとに部屋を分けることを「ゾーニング」と呼びます。ゾーニングすることで、住宅に求めるイメージを把握しやすくなります。リビングルームや寝室、こども部屋、書斎など、各部屋の用途を明確にしましょう。コンセントの数や窓の配置にも影響する要素であるため、ゾーニングはしっかり行ってください。
<間取りを細かく検討する>
具体的な間取りを検討していきます。細かい間取りを検討する場合は、次の点を考慮しましょう。
1.部屋の数
部屋の数は、多すぎても少なすぎても不便です。部屋の数を考える場合は、下記の点についても考えておくとよいでしょう。
・家族が増えても大丈夫か
将来的に家族が増える可能性がある場合は、個室を余計に作っておくとよいでしょう。部屋の数を増やしたくない場合は、部屋を区切れるように作っておく方法もあります。稼働棚などで部屋を区切れるように作っておくことで、子どもが増えたり、巣立ったりした場合でも柔軟に対応できます。
・子どもが独立したあとの部屋の使いみち
個室が多すぎても、子どもが独立したあとに部屋が余ってしまいます。後から部屋をひとつにまとめたり、分割したりすることは、構造的な問題でできないかもしれません。そのため、部屋の数や独立後の部屋の使いみちは、建築前に考えておいた方がよいでしょう。
2.動線と部屋の配置に注意する
たとえば、リビングや個室からトイレまでの距離は近いほうがよいでしょう。若いときであれば遠くても問題ないかもしれませんが、高齢になったときや怪我をしたときのことを考えると、トイレまでの距離は重要です。このように、動線と部屋の配置は快適さに直結します。
・来客時にリビングを通らずに個室に行けるか
個室に行くまでに必ずリビングを経由しなければならない構造の場合、来客と重要な話し合いの最中に家族が通るなどで、話し合いの妨げとなる可能性もあります。
・洗濯機を置く場所と洗濯物を干す場所が近いか
洗濯機から洗濯物を干す場所が離れていると、洗濯物を運ぶために何往復もしなければならず不便です。毎日のことなので、それぞれの距離はできるだけ近いほうが、家事が楽になるでしょう。
・玄関や駐車場からキッチンまでの距離が近いか
駐車場から玄関まで階段がある構造や、玄関からキッチンまで距離がある場合、重たい荷物を持っているときや大量の買い物をしたときに不便さを感じるでしょう。とくに家族が増えると買い物の量も多くなるので、なるべくキッチンまでは近い方が便利です。
・トイレの個数や場所
家族が多い場合、トイレがひとつでは足りないかもしれません。とくに朝の時間帯や、家族全員の生活時間が重なる時間帯は混雑する可能性があります。トイレを1階と2階に設置したり、リビングや個室から近い場所に設置したりと工夫しましょう。
3.ライフステージに合う構造か
たとえば高齢になったときや、高齢の家族と同居する場合に過ごしやすいように、バリアフリーを導入するほか、部屋を分割、集約しやすい可変性の高い構造にしておくことで、長く住み続けられます。部屋の壁を取り去ったり、新たに仕切りをつけたりすることは、構造上の問題で建築後はできない可能性があります。したがって、将来的にそういった予定がある場合、建築段階で考慮しておくことが重要です。
<収納スペースを確保する>
収納スペースを上手に確保するには、部屋の用途を明確に決めることが大切です。収納スペースが不足すると、収納家具を備える必要があり、室内を圧迫することになるでしょう。たとえば、書斎であれば本や書類を収納するスペースが必要です。寝室であれば、衣類や布団を収納するスペースがあったほうがよいでしょう。用途を明らかにすることで、収納の必要性も見えてきます。
<ドアの設置場所を確認する>
ドアの位置や開き方は、生活のしやすさに影響があります。内開き、外開き、スライドなど、間取りに合わせて検討しましょう。とくに冷蔵庫やソファーなど、大きな家具などを搬入する際に通りやすいか、干渉しないかどうかには注意が必要です。
TOPIC② 間取りの成功例と失敗例
ここでは、間取りの具体的な成功例や失敗例を紹介します。家の構造や広さ、立地にもよるため、すべての家に当てはまる事例ではありませんが、参考にすることで過ごしやすい家を作りやすくなるでしょう。
★成功例
対面式キッチンは、リビングやダイニングと、キッチンが向かい合っている間取りです。キッチンを対面式にすることで、料理をしながらリビングの様子が確認できます。小さな子どもがいる家庭や、来客が多い場合におすすめの方式です。・対面式キッチン
・玄関収納
玄関に靴以外の収納スペースがあると何かと便利です。ベビーカーやアウトドア用品、園芸用具などを屋外で保管すると、劣化や盗難のリスクもあるでしょう。玄関収納があれば、ベビーカーの車輪を拭かずにそのまま収納することも可能なほか、アウトドア用品や外で使うアイテムの盗難防止にも役立ちます。必要なときにすぐに持ち出せるため、利便性も高いです。家族のライフスタイルに合わせて部屋を配置し、家族が集まるリビングルームや食事をするダイニングスペースを広くとることで、コミュニケーションや交流を活発化させることができます。
●失敗例
・ほかの部屋の音や臭いが気になる
たとえば、個室とトイレは近いほうが使いやすいですが、近すぎるとトイレの排水音や使用中の音が聞こえて気になることがあります。ほかにも、勉強部屋とリビングが近いと、テレビの音や話し声が漏れてきて集中できないかもしれません。自宅内だけでなく、隣家の音や臭いが気になるケースもあります。自室と隣家のキッチンが隣接しているために、夏場に窓を開けていると調理の臭いが気になるなどです。こうした問題を解決するためには、生活スタイルをしっかりイメージして間取りを考えることと、自宅だけでなく隣家の間取りも考慮することが大切です。
・コンセントが足りない、位置が不便
実際に生活してみなければわからない部分でもありますが、コンセント問題はよくある失敗例のひとつです。「コンセントの数が足りない」「実際に家電を置いたら届かなかった」などはよくある事例といえるでしょう。これらを避けるためには、あらかじめ、どのような家電をどこで使うか想定しておくことが大切です。インターネット回線なども同様で、リビングでも仕事をしたいと考えても、書斎にしか回線の端子がないなどの問題が起こりがちです。こうした、あらゆるパターンやライフスタイルの変化を想定しておきましょう。
TOPIC③ 間取りを決める際のポイント
間取りを決める際に意識するとよいポイントを下記にまとめます。
<家事動線を意識する>
キッチンや洗面所、洗濯場など、家事を行う場所の配置には注意が必要です。具体的には次のような点です。
・キッチンからダイニングまでの距離
キッチンとダイニングが近ければ、作った料理をテーブルまで運ぶのが楽になります。対面式キッチンを導入することで、キッチンから子どもの様子を眺めながら料理ができるようになります。
・洗濯機から洗濯物を干す場所までの距離
洗濯機から洗濯物を干す場所が離れていると、家族が増えた場合に大変です。家族が多くなると洗濯の量や回数も増えるため、洗濯機と洗濯物を干す場所を何往復もしなければならないからです。
・玄関から洗面所までの動線
子どもが泥だらけで帰ってきた場合などに、洗面所が近いと便利です。洗面所まで離れていると、子どもが通った経路をすべて掃除しなければなりません。
・寝室と浴室の距離
寝室と浴室が近ければ、子どもをお風呂に入れた後に、そのまま寝かせられます。浴室が1階、寝室が2階というように離れていると、わざわざ2階まで子どもを連れて行かなければならず、不便に感じることもあるでしょう。
このように、間取りを考える際は、効率的な家事動線をイメージし、料理や掃除などの家事がスムーズに行えるようにしましょう。
<生活音に配慮する>
寝室や勉強部屋など、静かな環境が求められる場所は、ほかの部屋や外部からの騒音を遮るような配置にすることが重要です。具体的には次のような点です。
・トイレと勉強部屋の配置
トイレと勉強部屋が近いと、トイレの排水音や使用音が響いてしまい、集中できないことがあります。
・寝室と子ども部屋の配置
寝室の上に子ども部屋がある場合、子どもの足音が気になって寝られない可能性も考えられます。
・勉強部屋と隣家のリビングの配置
隣家との兼ね合いも重要です。夏場に窓を開けたとき、隣家のリビングの音がうるさくて勉強に集中できないかもしれません。このように、左右だけでなく、上下の関係や隣家との関係も忘れてはならないポイントです。配置を変えるのが難しい場合、壁に吸音材を使用する方法もあります。
<採光のバランスを考慮する>
快適な居住空間を作るためには、自然光の取り入れ方を考慮しましょう。日当たりのよい場所にはリビングや勉強スペースを配置し、明るく開放的な雰囲気を作ります。家の立地や周囲の建物に左右される部分もあるため、専門家の意見も取り入れたほうがよいでしょう。
<風通しのよさを確認する>
たとえば、寝室には布団だけでなく、衣類などを保管することもあります。風通しが悪い場合、湿気でカビが生えやすく、衛生的に問題が発生する可能性もあります。暑い、寒いだけなく、収納への影響も考慮しましょう。
<外観も大切にする>
外観にこだわれるのは、注文住宅の最大のメリットです。自分の好みや周囲の景観に合わせた外観デザインを考え、家全体のバランスを大切にしましょう。
<コンセントと照明の位置を確認する>
電気関係の利便性も忘れずに考えましょう。具体的には、コンセントや照明スイッチの位置などの使い勝手、機能性などです。ほかの家やモデルハウスなどを参考にして、配置を考えるのも有効です。
<安全性と利便性を意識する>
階段の位置や手すり、車の駐車スペースなど、家の安全性と利便性に関わる要素も忘れないようにします。たとえば、駐車スペースが狭かったり、階段に手すりが設置されてなかったりすると、将来的に苦労するかもしれません。現在だけでなく、自分が高齢になったときや、高齢の家族と同居することになったケースも想定しておくと、長く住み続けられるでしょう。
<プロに相談する>
自由に間取りを考えられる注文住宅ですが、自分だけですべてを決めるのは難しいものです。そのため、可能であれば、専門知識のある人の意見を取り入れることをおすすめします。プロに相談し、アドバイスを受けることで、自分だけでは考えつかない気づきやアイデアが出てくるかもしれません。グランレブリーはお客様の夢を叶えるプロ集団です。「自由」「性能」「優れたデザイン」に加え、高耐震、高断熱、高気密といった構造にも妥協しません。住宅性能評価制度7項目、8分野において最高等級をクリアした住宅は、間取りやデザインだけなく本当の意味で「いい家」となるでしょう。
<まとめ>
本記事では、注文住宅の間取りの決め方についてご紹介しました。間取りを決める際は、各部屋の用途を明確にしたうえで、生活スタイルを具体的にイメージすることが大切です。ひとりですべてを考えることは難しいため、困ったら専門知識を持つ人を交えて考えてみましょう。
グランレブリーでは、自由設計かつハイクオリティな住まい作りに、多くの好評の声を集めています。高い自由度と優れたコストパフォーマンスで、お客様の理想の住まいづくりをサポートします。見学会や相談会も常時開催しておりますので是非お気軽にご相談ください♪