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2024.12.13 / 家づくりコラム
注文住宅のこだわりポイントは?失敗しないためのコツと一緒に解説!
注文住宅のこだわりポイントは?
失敗しないためのコツと一緒に解説!
注文住宅は、自身のこだわりを実現できるのが大きな魅力でもあります。
便利で快適な間取りをつくるためのポイントを、
玄関・キッチン・リビング・水回り・住宅の性能
の5つに分けて解説します。
加えて、失敗しないためのコツについても紹介します。
【注文住宅のこだわりポイント①】玄関
注文住宅のこだわりポイント1点目は、玄関についてです。マイホームの顔となる玄関設計において、押さえておくべきポイントを解説します。
広さ・開放感
玄関は、その家の顔であると同時に、物が多くなりがちで圧迫感が出やすい空間です。そのため、広さや開放感へのこだわりが重要になります。 玄関の広さは、家族の人数や靴の多さに合わせて設定しましょう。開放感については、自然光の取り込み度合いや廊下との位置関係を工夫することで、大きく印象を変えられます。
収納力・使い勝手
玄関の収納力や使い勝手は、注文住宅の失敗談に挙がることが多いポイントです。そのため、事前にしっかりとシミュレーションをしておくことが大切です。 玄関の収納は、主に土間収納と屋外型収納があります。土間収納は、ベビーカー、遊具、スポーツ用品、バーベキュー用品などの収納に最適です。屋外型収納は、土間収納に入りきらない物や汚れが付いている物、雨に濡れても大丈夫な物を置くのに重宝します。
各部屋への動線
外出時・帰宅時に必ず通る玄関では、各部屋への動線にもこだわりましょう。日々の生活のシーンをひとつずつシミュレーションして、優先度の高い動線から順に短くしていくと、快適で住みよい家になります。 たとえば、玄関からすぐに洗面所やバスルームへ行けるような動線があれば、帰宅後もスムーズに手洗い・うがいを済ませやすくなります。とくに、子どもが外遊びや学校から帰ってきた際、自然にこうした習慣が身につきやすくなるでしょう。
玄関の方角
玄関の方角は、家の快適さや暮らしやすさに大きく影響する重要なポイントです。たとえば、玄関が東向きの場合、朝日が差し込むので、朝の出かける時間に明るく気持ちよくスタートを切ることができます。 一方、玄関が北向きだと一日を通して日陰になることが多く、涼しい空間を保ちやすいというメリットがあります。暑い地域や夏場を意識した家づくりでは、この涼しさを重視するのもおすすめです。 自分たちのライフスタイルや地域の気候を考慮して、どの方角が一番適しているかを選ぶと、より快適で満足度の高い住まいが実現できます。
プライバシーの確保
玄関周りのプライバシー確保も、快適な住まいづくりには欠かせないポイントです。家の第一印象となる玄関だからこそ、外からの視線をうまく遮る工夫を取り入れることで、安心して暮らせる空間をつくれます。 たとえば、玄関前に樹木や垣根などの植栽を配置すると、自然な目隠し効果を生み出しながら、玄関周りを緑で彩ることができます。また、玄関の位置を道路や隣家から少しずらすことで、直接的な視線が届きにくくなり、プライバシーを守りやすくなるでしょう。 そのほか、曇りガラスや格子状のデザインを取り入れたドアや窓を採用すれば、光を採り入れつつも視線を遮ることが可能です。こうした工夫で、プライバシーを確保しながらも洗練された玄関をつくることができます。
玄関と道路の距離
玄関と道路の距離は、家の快適さや安全性を高めるために重要です。玄関が道路に近すぎると、車や歩行者の音が直接家の中に届きやすくなるだけでなく、子どもの急な飛び出しの危険も高まります。 おすすめなのは、玄関と道路の間に適度な距離を設けることです。たとえば、アプローチを長めにデザインし、その途中に小道や植栽を加えることで、道路からの騒音が和らぎます。子どもが急に玄関から飛び出しても、道路まで距離があるため安全です。 このように玄関と道路の距離を工夫することで、落ち着きと安全、そして家族の安心感を兼ね備えた住まいを実現できるでしょう。
【注文住宅のこだわりポイント②】キッチン
注文住宅のこだわりポイント2つ目は、キッチンについてです。毎日使うキッチンは、こだわるべきポイントが多い間取りでもあります。住み始めてからの思わぬ失敗を招かないためにも、以下のポイントをしっかりと押さえましょう。
ライフスタイルに合わせたレイアウト
使いやすいキッチンのレイアウトは、ライフスタイルによって大きく変わります。自分に合ったレイアウトを選ぶためには、こだわりを持って検討することが大切です。 最近人気の対面キッチンは、開放的な空間と家族やゲストとのコミュニケーションが取りやすい点が魅力です。対面キッチンにはI型やアイランド型といったスタイルがあり、それぞれの特徴を理解して選ぶことで、キッチンでの時間がさらに快適になるでしょう。 たとえばI型は、カウンターに高さを設けることで、生活感が出やすい作業スペースやシンクを隠せるメリットがあります。とくに開放感に優れたアイランド型は、自由な動線が確保しやすく、複数人での料理やホームパーティーにも適しています。
収納力・使いやすさ
注文住宅なら、キッチン収納も自分たちの暮らしに合わせて選べるのが大きな魅力です。作り付けの収納やパントリーを取り入れることで、効率的で使いやすいキッチンを実現できます。 たとえば、壁面を活用した作り付けの収納や、隠れた場所にパントリーを設置することで、調理器具や食材のストックをすっきりと収納できます。また、食材置き場やゴミ箱専用のスペースをあらかじめ確保することで、キッチン全体が整理された状態を保ちやすくなります。 こうした工夫を取り入れると、料理や片付けがよりスムーズになり、毎日の家事が快適になります。
ワークトップの高さ
注文住宅なら、ワークトップの高さも自由にカスタマイズできます。一般的なキッチンでは、日本工業規格 (JIS)によって設定されたワークトップの標準的な高さに沿っており、これは日本人の平均的な身長を考慮して80~95cmまでの範囲で規定されています。 注文住宅の場合は、JISの基準にとらわれず、自分たちの体型や使い方に合った高さをカスタマイズすることができます。頻繁に料理をする方に合わせた高さの調整を行うとよいでしょう。
動線を考慮した配置
キッチンの配置は「ワークトライアングル」を意識できるかどうかがカギとなります。ワークトライアングルとは、冷蔵庫・コンロ・シンクを結ぶ三角形の動線のことを指します。作業効率のよいキッチンの目安は、ワークトライアングルの3辺の合計が360〜660センチメートルとされています。 また、通路幅も重要なポイントです。家族構成や体格に合った設計にしましょう。1人でキッチンを使う場合は90センチメートルで十分ですが、複数人で使用する場合には、100〜125センチメートルは確保することがおすすめです。
ゴミ箱・コンセントの位置
ゴミ箱やコンセントの位置は、使い勝手と見栄えの両方に直結するポイントです。ゴミ箱は、視界に入るとどうしても生活感が出てしまうため、リビングやダイニングから見えにくい場所に置くのが理想です。たとえば、キャビネットの中や、キッチンボードの横などが適しています。 コンセントも同様に、視界に入ると生活感が出てしまいます。また、使用のしやすさも考慮しなければいけません。たとえば、キッチンの背面の壁や、キッチンカウンターの近くなどが適しています。
掃除のしやすさ
掃除のしやすさにこだわって選ぶことは、キッチンを清潔に保つことにもつながります。ワークトップやシンクは、油汚れが付きにくい素材や、水が流れやすい構造を選ぶとよいでしょう。 おすすめは、天板がフラットになっているIHクッキングヒーターや、フィルターのないレンジフードなどです。これらは、従来の設備よりも掃除がしやすくなっているという特徴があります。
【注文住宅のこだわりポイント③】リビング
注文住宅のこだわりポイント3つ目は、リビングについてです。リビングは、家族で過ごす大切な空間です。さまざまなこだわりポイントを押さえて、家族が自然と集まってくるような快適なリビングを作りましょう。
リビング階段
リビング階段とは、リビングに階段を設けた間取りのことです。大きな特徴は、リビングをおしゃれな雰囲気にできることです。螺旋階段やスケルトン階段など、デザイン性に凝ることもできます。 メリットとしては、リビングをより広く活用できる点や、家族同士のコミュニケーションが生まれやすい点などが挙げられます。
吹き抜け
吹き抜けとは、天井部分を取り払って上下階をつなげる間取りのことです。開放感のあふれるリビングを実現できます。 吹き抜けには、さまざまなメリットがあります。まずは、天井が高く感じられるという点です。リビング全体を広く見せることができます。 次に、光を取り入れやすくなったり、空気の通りがよくなったりするという点もあります。これは、上下階がつながることで高低差のある窓を設置しやすくなることが理由です。
和室
リビングからつながる和室コーナーは、根強い人気がある間取りです。くつろいだり、来客者をもてなしたり、子どもがお昼寝をしたりと、多目的に使用できます。こうした実用性を兼ね備えた和室ですが、工夫次第でおしゃれな空間にすることも可能です。 おすすめは、琉球畳です。琉球畳とは、縁のない正方形の畳で、黒や白などのカラーバリエーションも豊富な畳のことです。純和風の和室が合わないと感じる方に適しています。 また、足元に地窓や間接照明を取り入れることも効果的です。さまざまな趣向を凝らすことで「和モダン」な空間が作れます。
目的に合わせた照明
一般的に、リビングでは家族がリラックスしたりコミュニケーションをとったりすることが多いため、柔らかな印象を与える暖色系の照明がおすすめです。 また、リビングで趣味の作業をしたり、子どもが勉強をしたりする場合には、調光・調色タイプの電球がおすすめです。照明の数や角度は間取りごとに異なるため、施工会社やハウスメーカーと相談しながら検討してください。
暖房対策
リビングづくりの際にまず検討したいのが暖房対策です。広いリビングは、想像以上に暖まりにくいという特徴があります。そのため、昨今の電気代の高騰も考えると、暖房器具の設置に加えて、その他の暖房対策を検討する必要があるでしょう。 手段のひとつとして、家全体を高気密・高断熱に設計することが効果的です。壁や床に断熱材を入れるほか、窓ガラスやサッシのグレードをアップすることにより、寒い時期でも過ごしやすいリビングが実現できます。
換気
リビングの換気は、効率よく行えるように工夫しましょう。窓による換気は、窓を対角線上に設ける方法と、向かい合う窓に高低差を設ける方法の2種類があります。 窓を対角線上に設ける方法では、空気が部屋全体を通り抜けるため、リビングに新鮮な空気が行き渡ります。窓の大きさが小さくても効果を発揮します。 向かい合う窓に高低差を設ける方法では、自然と空気の流れが生まれるので効率よく換気をすることが可能です。これは、冷たい空気は重く、暖かい空気は軽いという特性を利用した方法です。 リビングをしっかりと換気することは、部屋の空気をきれいにする効果だけではなく、湿気や結露の予防にもなります。
【注文住宅のこだわりポイント④】水回り
注文住宅のこだわりポイント4つ目は、水回りについてです。浴室や洗面所は、配置位置や方角によって、家事動線が大きく変わります。そのため、しっかりと生活のシミュレーションをした上で、こだわりを持って設計してください。
脱衣所と洗面所の分離
一般的な間取りだと、脱衣所と同じ空間に洗面所も設置されているケースが多くみられます。しかし、脱衣所と洗面所は、それぞれ独立して設計するのがおすすめです。 メリットとしては、朝の混雑を避けられるほか、誰かがお風呂に入っていても自由に洗面所を使えることが挙げられます。また、来客があっても安心して浴室を使えます。
水回り設備の集約
水回り設備の集約とは、キッチン・浴室・洗面所・トイレなどの水回りの設備をまとめて配置することです。これによって水回りの動線がスムーズになるため、効率よく家事をできるようになります。片付けや掃除もまとめて行えるので、衛生的で便利な間取りを実現できます。
水回り近くの収納
水回りの近くに収納があると家事動線がよくなり、家事の時短につながります。たとえば、脱衣所と洗濯機置き場を別にし、収納を兼ねたランドリールームを設けるという方法があります。ランドリールームがあれば、洗濯の全工程を1か所で完結させることが可能です。 ランドリールームを設計する際は、日当たりがよい場所が理想的です。難しい場合には、機密性と十分な換気システムを確保しましょう。
【注文住宅のこだわりポイント⑤】住宅の性能
注文住宅のこだわりポイント5つ目は、住宅の性能についてです。自然災害や外気温、経年劣化に影響されにくい性能を備えておくことで、長く安心して快適に過ごせる住宅を実現させましょう。
省エネ性能
住宅の省エネ性能を高めるためには、断熱性と気密性が重要になります。断熱性は、室内の熱がどのくらい外に逃げにくいかを表す「熱損失係数(Q値)」や「外皮平均熱環流率(Ua値)」の数値で表されます。この数値が小さいほど、断熱性の高い建物といえるのです。 こうした断熱性や気密性の算出方法は複雑なため、詳しくはハウスメーカーなどの施工会社に相談してみましょう。
耐震性
大地震に備えて、住宅の耐震性にも注目しましょう。耐震性にまつわる値として、耐震等級というものがあります。1〜3の3段階があり、数字が大きいほど耐震性が高い住まいとなります。 いざというときに家族やマイホームを守るためにも、また、大規模な修復工事による経済的負担を軽減させるためにも、耐震等級が高い住宅を建てることがおすすめです。
耐久性
住宅の性能における耐久性とは「劣化をできるだけ抑えること」です。住宅の寿命やランニングコストに関わるメンテナンスもチェックしておくべきポイントです。 初期費用を抑えられたとしても、耐久性が低い注文住宅では、将来的に余計な費用が発生してしまう可能性があります。初めから耐久性の高い建材や仕上げ方法を選び、安心して長く暮らせるマイホームを実現させましょう。 その他マイホームに盛り込みたい要素として、お車をお持ちの方であれば駐車場が挙げられるのではないでしょうか。こちらの記事では、ビルトインガレージの魅力や作り方について解説しています。ぜひあわせてご覧ください。
注文住宅へのこだわりで失敗しないためのコツ
注文住宅には数多くのこだわりポイントがあることがわかったところで、続いては注文住宅へのこだわりで失敗しないためのコツについて解説します。 注文住宅を建てた後に「あの設計や設備をやっておけばよかった」「アイデアを詰め込みすぎた」という後悔をしないためにも、これから記述していく注意点についてしっかりと把握しておいてください。
優先順位をつける
まずは、今挙げられているこだわりの数々に優先順位をつけてみましょう。「これまでの家よりも快適なキッチンスペースを作りたい」「子どもの成長に合わせて部屋を仕切れるようにしたい」「趣味を楽しめる空間が欲しい」など、こだわりを持つポイントは人それぞれです。 注文住宅を設計するうえで、さまざまなこだわりが出てくるのは当然のことです。しかし、それらすべてを実現させることは難しい場合もあるでしょう。 そこで役立つのが、優先順位をつける作業です。優先順位をつけることで、予算とのバランスを確認しながら、現実的に取り入れられるもの・取り入れるべきものの取捨選択がしやすくなります。 まずは家族で話し合い、注文住宅に求めるこだわりをリストアップすることから初めてみてください。事前にしっかりと家族の意見をまとめておくことも、注文住宅へのこだわりで失敗しないための大切なコツです。
実用性を考慮する
注文住宅は、自分たちの希望する間取りやオプションを取り入れられるのが大きな魅力です。しかし、軽い気持ちで設計・建設をしてしまうと、結果的に無駄になってしまう要素や、生活に支障をきたすような要素が発生してしまうケースもあります。そのこだわりに実用性があるかどうかを見極めることが重要といえます。 そのために、完成した住宅で暮らし始めてからの実生活を具体的にイメージして、それぞれの生活スタイルに合った家づくりをしてください。子どもの成長を見据えたり、高齢になっても住みやすい間取りかどうかを考慮したりすることも必要です。 とくに注意すべき点は、流行りの間取りや設備です。憧れや一時的な感情だけで設計に取り入れてしまうと、将来的に不便さを感じるおそれがあるほか、維持・管理の方が大変になることが想定されます。
信頼できる工務店・ハウスメーカーを選ぶ
注文住宅を建てる際は、時間と労力をかけてでも信頼できる工務店やハウスメーカーを選びましょう。工務店やハウスメーカーとは、一生涯の付き合いになることも珍しくありません。また、住宅づくりは簡単にやり直しが利かないからこそ、相性が重要になってきます。 信頼できる工務店・ハウスメーカーを見極める一番のポイントは、自身が抱えている不安や要望に対して真摯に向き合ってくれるかです。経験豊富な工務店やハウスメーカーであるほど、不安の改善策や新たなアイデアを提案してくれます。 顧客に寄り添ってくれる工務店・ハウスメーカーなら、生活スタイルや生活動線はもちろんのこと、光・風・外からの視線なども考慮した設計をしてくれるでしょう。 加えて、計画段階での建設費用やオプション料金についての透明性があるかどうかも確認しておきましょう。料金についての説明が無かったり曖昧であったりする場合には、予算オーバーのトラブルが発生してしまう可能性もあるからです。 また、モデルハウス見学会に参加して、実際に見たり触れたりすることも効果的です。さまざまな工務店やハウスメーカーのイベントを巡って、自身の理想と照らし合わせてみましょう。 将来的なことを考慮すると、アフターサービスの内容や質も重要になってきます。保証制度や点検が充実していればいるほど、後のトラブルを回避できます。 グランレブリーの住まいは、G-Select「スタイル」「リシェ」「ミュウ」の3タイプからお選びいただけます。いずれもグランレブリーのノウハウを詰め込んだ、こだわりの仕上がりとなっております。
まとめ
本記事では、注文住宅のこだわりポイントについて、玄関・キッチン・リビング・水回り・住宅の性能の5つに分けて解説しました。各間取りの収納や動線を意識することは、便利で快適な生活の実現につながります。 また、注文住宅へのこだわりで失敗しないためのコツについても紹介しました。信頼できる工務店やハウスメーカーを選ぶことで、安心して家づくりを進められます。 おしゃれでこだわりのある注文住宅を実現したい方は、京都府京都市のグランレブリーがおすすめです。
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